2012/04/04

Spring~ 摘みたてふきのとうパスタ




春の山菜レシピが続きます。

ふきのとうは、「天ぷら」,「ふきみそ」などがポピュラーなレシピでございますが、洋風のパスタにもよく合います。 味付けはシンプルに塩のみ! 摘みたて旬の蓮の山菜は、それだけで贅沢な一品ですので、あまり余計な味付けはなし! 十分に美味しいです。



ふきのとう



 春の時期に、旬の野菜(山菜)を摂ることで、増悪したカファを下げる作用があることは、もうお話しました。食べ物が身体に及ぼす影響は周知のことでございます。



アーユルヴェーダでは食べ物は、身体だけではなくココロや魂、意識までにも影響を及ぼすと考えます。

「食事とこころ」 4月のワークショップのテーマでもありますが、少しだけ食事とココロのお話。


みなさんが、人生の中で一番ココロに残っている料理は何ですか?
一流レストランでの食事? 老舗の懐石料理? 母の手料理?



 私が人生で一番ココロに残っている料理は、「梅干入りの塩むすび」です。

もう何年も前、仕事を辞め海外へ旅発った日。期待より不安と緊張で一杯でした。 
現地に着くも、来るはずの迎えがいっこうに来ない!!英語がまったく話せなかった私は、電話のかけ方も分からず、誰かに聞くことも出来ず、ひたすら空港で待つことしか出来ませんでした。その時に食べたのが「梅干入りの塩むすび」。
母が出発前私に持たせたものでした。 おむすびを食べながら、何故か涙が止まらない。
出発前、ほとんど話さなかった母。小さなおむすびに母の愛情と思いが詰まっていたのでしょうね。





真心や愛情が込められて作られた何気ない料理に、ココロから感動したり、細胞一つ一つが満たされるような、ココロが満たされた体験をしたこと、きっとあると思います。


食べることは、単に身体を維持するためだけではないのです。


触れる事も、見る事も出来ないココロを、アーユルヴェーダでは3つの質で説明していきます。
また、ドーシャのバランスが崩れることで、感情や精神面に影響を及ぼします。


ココロと身体は密接な関係にあります。こころの3つの質も身体のドーシャと深く関係しているのです。辛い刺激物などを摂り過ぎると、ココロも激しく活発になります。レトルト食品ばかり食べていると、ココロは何も感じなくなり、どんよりとしていきます。

「食育」という言葉をよく耳にしますが、
攻撃的ですぐキレる子、怠惰でなにもやる気がなく引きこもりがちな子。 ココロのバランスが崩れたSOSなのかもしれません。
食についてきちんと考える時期、アーユルヴェーダではそれに対して大きなヒントをもたらしてくれます。 

続きは今月のワークショップにて。

ナマステ。



-摘みたてふきのとうパスタ- 一人分
・ふきのとう(量は好みで)    5-6個
・ニンニク(みじん切り)      1片
・まいたけ(あれば)        20g
・厚揚げ               1/3
・パスタ                80g
・塩コショウ             少々
・オリーブオイル          小1
・パルメザンチーズ         お好みで


パスタは表示通りに茹でる。
フライパンに刻んだニンニクを入れ火にかける。まいたけ、厚揚げをいれ軽く炒めたら、パスタをいれる直前に、刻んだふきのとうを入れ炒める、茹でたパスタも加え塩コショウで味を整えれば完成!
好みで、パルメザンチーズをどうぞ。


【Ayurvedic Point】
 
この時期にはどのドーシャにも美味しい一品。ただしパスタは重いので、出来ればランチに頂きたいです。





















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